読字系行政書士の今日読んだものブログvol.5 判例タイムズ臨時増刊号

2010年9月30日 木曜日

判例タイムズです。

話題の判例とかが載ってるアレですね。私が読んでいるのは家庭裁判所制度40周年記念 臨時増刊号です。

「遺産分割・遺言215題」とタイトルが付いています。

201009302059000 (判例タイム第688号 1989年4月10日号)

最近遺言書がはやっています。

遺言書キットなんかも販売されてますよね。「遺言書かきたい」と言う人も、

「遺言書書いた方がいいよ」と言う人も、ともに増えてきているようです。この仕事始めるまでは、

意識したこともなかったですけど、夕方のTVニュースでも相続トラブルについて取り上げられることが

多くなったような気がします。


で、色々相談もあり、こちらから仕掛けていく営業もあり、で、判例タイムスを読んで「へ~」と勉強しているわけです。

遺言書は、不備や紛らわしい記載があっても「これ、どうなんですか?」って本人に確認できません(亡くなっているので)

だから、記載要件がとても厳しいです。

「それくらいおまけしてよ!普通の人の感覚だったらわかるでしょ!」ということも、真剣に裁判で争われてしまうのです。

日付。遺言書には日付を書きます。「吉日」って書いたら無効というのは有名な話ですね。これ、本当に無効になりますので、

要注意です。

では、遺言書本体には日付がなく、封筒に日付が書いてあったら?

これも、「遺言書に押した印鑑で封筒に封印してあるなど、一体であることが分かれば有効である」そうです。

うっかりした人だと、遺言書を実際に書いた日付と、記載した日付が違ったりするかもしれないですね。そんな時はどうするのでしょうか・・・。


答え:錯誤によるものと証明できれば、有効な遺言書になる(かなり簡略化して判旨を書いてますので、受験生の皆さんはこのまま

覚えないように!)

なんてことが、最高裁まで争われているのですね~。


遺言書の体裁に関する相談ももちろんありますが、「私のお葬式はこうして欲しいの!」と遺言書に書きたいという

相談も結構あります。書いてもいいです、しかし、効力の話以前に、

遺言書に書いても、きっとお葬式が終わってから、遺族は遺言書を発見するのでしょうね・・・・。

色々なご希望がありますので、遺言書と言うことにこだわらず、お客様のご希望をかなえるご提案をさせていただいております。

お墓のプラモデル

2010年9月29日 水曜日

相続業務拡大のため、新しいHPを作っています。そっちが完成したら、このHPは会社設立専門にしようと考えてます。

色々活動範囲を広げていて、昨日は日本葬祭アカデミー教務研究室の事務所にお邪魔してきました。

で、

そこで見せていただいたのがこの、お墓のプラモデルです(ジオラマの一部だそうです)

ちっちゃいですね~!背景に移っているのはその時食べていたブドウです。巨峰ではないです。

比べてみると、どれだけ小さいかがわかりますね。

 201009290004000

良く見ると、卒塔婆も立ってたりして本格的。


卒塔婆とか、どうして墓石は3段重ねてあるのか、とか、お墓についての面白いお話も色々聞けました。

そうそう、お墓って引っ越しできるんですよ!

改葬といいます。お骨だけを引っ越すこともできるし、墓石ごと移動することもできます。

まあ、墓石ごと受け入れてくれる墓地は少ないようですなんですけどね。

改葬の手続きも行政書士の業務範囲です。お墓とお葬式と相続と遺言、つながってますよね。


そんなわけなので、葬祭カウンセラー(基礎)の資格も取りました!

お墓や菩提寺に関する相談も受け付けてます。お茶でも飲みながら、ゆっくり相談承りますよ。

3日坊主と言われようとも・・・

2010年9月18日 土曜日

このところ急に涼しくなってきました。

特に夜は半そでだと少し肌寒いくらいです。


そこで、深夜のランニング始めました。

周囲からは早くも3日坊主との声が聞こえております・・・。まあ、毎日走るわけではないので、気長にのんびり続けようと思います。


そもそもどうしてランニングかと言うと、

以前は事務所のチラシをポスティングがてら、一日90~120分くらい歩いていました。

しかし、歩きすぎて右ひざの半月板を損傷してしまったのでしばらくポスティングはお休みしています。

しかも、この頃はそんなに自由な時間も取れなくなってきたので、短時間でいつでもできるランニングに切り替えた

次第です。


仕事が終わって、あれやこれやしているとあっという間に24時を回ってしまいますが、さすがにその時間だと暑くもなく、

道もすいているので走りやすいです。

深夜のランナーは結構いて、走っているとすれ違うこともあって、勝手に仲間意識を覚えています。


走るのは気持ちいいのですが、翌日体が痛くてまるでロボットのようにぎこちない動きになってしまうところが、

ちょっとよろしくないですね、女子として。

地元のお祭り~アンズあめの価格に時代を感じる~

2010年9月12日 日曜日

お祭201009122018000

地元長崎神社のお祭りに行ってきました。

今日は天気も良く、気温も高かったので、熱気と活気にあふれてました!


あちこちの道路でお神輿を見ることができます。

確か、お神輿には神様が乗っているはず。たくさんお神輿があるということは、それだけたくさん神様もいるということ

なのでしょう。

大学生の時、パスカルのパンセを勉強しました。一神教ゆえに、ただ一つの真実を求めて悩んでしまうという

内容だったと思います。子供のころから妖怪やら神様やらに親しんで育った世代なので、パスカルの悩みは

全然理解できませんでした。レポートに「日本には八百万(やおよろず)の神様がいます。便所の神様なんてのも

います。ほうきや下駄などの道具も、年を経ると妖怪になったりします。日本にはたくさん神様っぽいのがいるので、

宗教でそんなに思いつめることはないです」と書いて、あまり成績が良くなかった気がします。


まあ、そんなことは置いといて、祭りと言えば祭りのときにしか食べられないフードに注目です。

毎年、祭りのときにはアンズあめを食べます。大好きなので。

子供のころは50円だったのに、今は200円なんですね。どこの露店も一律200円なので、きっと

価格について協定があるのでしょう。

たこ焼きは500円です。これ以上値上がりしないでほしいものです。

 手水場アンズあめ



藪医者の「藪」って・・・

2010年9月4日 土曜日

日本葬祭アカデミーの葬祭カウンセラー養成講座にいってきました。

準備のお手伝いもしているので、半分スタッフみたいなものです。相続や遺言にかかわる仕事をしていますので、気持ちの整理や思いの部分をどう一緒に考えていけるかということもあって、お葬式・お墓に関する知識も欲しいな~ という程度の気持ちで参加したのですが、

初日から面白くて面白くて、初めて見るもの聞くことばかりで頭が活性化しました。


さて、「藪医者」の話です。昔から、「あそこは藪だからやめた方がいいよ」なんて言いますよね。

でも、「藪」ってどういう意味なんでしょうか。


昔、死者の埋葬方法が現在の様式になる前の話です。

お金持ちの貴族以外は、人が死んでもお経をあげてもらって、お墓を作って弔うことができませんでした。そこで、遺体をどうしたかと言うと、竹藪や、洞穴などに捨てに行っていたんですね。野ざらしです。そんなことが当たり前に行われていたそうです。

そこから、下手な医者にかかると死んで藪に捨てられる ということで「藪医者」という言葉ができたと、講師の二村先生が話していました。


へ~!って感じですよね。


そんな日本の習慣から最新の葬儀事情まで、2日にわたるセミナーです。明日の二日目は実際に斎場を見学します。

明日も濃い一日になりそうです。